タテ型ブラインドを開いた時にできるはね(ルーバー)のたまり部分を「たたみ代」と言います。
タテ型ブラインドは、縦に並んだルーバーが窓の高さを強調してスタイリッシュな雰囲気が魅力のタイプですが、大型の窓や掃き出し窓に取付けることが多く、製品のサイズも大きくなるためたたみ代の幅も比例して大きくなります。
取付けてみると、たたみ代が窓を大きく隠してしまったり、家具に当たってしまった…など、たたみ代の取り方次第でブラインドの使い勝手や見た目が大きく変わってくることもあります。
このコラムでは、バーチカルブラインドのたたみ代について詳しくご紹介いたします。

たたみ代を確認する方法

タテ型ブラインドのたたみ代は製品の横幅サイズによって決まりますが、意外と大きく場合によっては30cm以上になることもあります。
取付けてからたたみ代の大きさに後悔しないためにも、どれくらいのたたみ代ができるのか確認しておきましょう。

サイズごとのたたみ代の目安

【製品幅200cmの場合】
全体のルーバー枚数は22枚でたたみ代は 約25cm

【製品幅300cmの場合】
全体のルーバー枚数は34枚でたたみ代は 約35cm

※こちらのたたみ代は計算式によって算出された目安です。実際の寸法と誤差が生じる場合があります

片開きと両開きの違い

ブラインドの開き方もたたみ代寸法に大きく関係してきます。「片開き」と「両開き」の場合での違いを見ていきましょう。
ブラインド横幅230cmの場合、片開きだと左右どちらかの端に 約28cmのたたみ代ができます。
一方、両開きだと左右にできるたたみ代は 各約17cmとなります。片方のたたみ代分が約半分になり、スペースにも余裕ができます。

片開き

片開きとは、すべてのルーバーを左右どちらかに寄せる開き方。
頻繁に出入りする窓では、出入りしない側にルーバーを寄せると邪魔にならずスムーズに動け、窓の片側がすっきりしてスペースを有効に使えるメリットがあります。ですが、全てのルーバーが集まるため必然的にたたみ代が大きくなります。

両開き

両開きとは、中央から左右の両端に向かってルーバーを寄せる方法です。(反対もあり)同時に左右のルーバーが移動するため、大きな窓でもスピーディーに操作することができます。たたみ代が分散されるため、1カ所にできるたたみ代を減らしたい時は両開きがおすすめです。

片開き、両開きによってたたみ代の計算方法が異なります。窓や使い勝手に合わせた開き方を選んで、たたみ代寸法を確認してください。

【片開きの場合】たたみ代の計算方法


操作側にルーバーをたたみ込む場合のたたみ代
(横幅 – 121)× 8.5 ÷ 91.5 + 80

反操作側にルーバーをたたみ込む場合のたたみ代
(横幅 – 121)× 8.5 ÷ 91.5 + 60

※横幅はご注文サイズの横幅になります。

【両開きの場合】たたみ代の計算方法


操作側のたたみ代
(横幅 – 121)× 8.5 ÷ 183 + 80

反操作側のたたみ代
(横幅 – 121 )× 8.5 ÷ 183 + 60

※横幅はご注文サイズの横幅になります。

たたみ代が窓にかからないようにするには?

「ブラインドを開けた時になるべく窓を隠したくない」その場合はどうやって取付けるのか、いくつかのポイントがあるので見ていきましょう。

1.窓枠の外側に設置する

ブラインドを窓枠の内側に取付けると、必ずたたみ代が窓枠の中に残ります。
たたみ代が窓にかからないようにしたいときは、ブラインドを窓枠の外側に設置しましょう。
窓を覆うように正面付けをするか、または天井面に天井付けをするのがおすすめです。

2.たたみ代分をプラスしたサイズで取付ける

窓枠の幅と同じサイズで注文すると、たたみ代が窓にかかってしまいます。
窓枠にたたみ代がかからないようにしたいときは、窓枠幅にたたみ代分をプラスしたサイズで取付けるようにしましょう。
窓よりもブラインドを大きくする場合は、エアコンの位置や家具の位置も考慮して、たたみ代が干渉しないかどうか確認するようにしてくださいね。

たたみ代が窓にかからない製品サイズの計算方法

窓枠幅のサイズから、計算によってたたみ代がかからない製品幅(ご注文サイズ)を算出できます。

【片開き】
操作側とたたみ込み側が同一の場合
窓枠幅 × 1.11 + 177 = 製品幅(ご注文サイズ)

操作側とたたみ込み側が異なる場合
窓枠幅 × 1.11 + 168 = 製品幅(ご注文サイズ)

【両開き】
窓枠幅 × 1.11 + 229 = 製品幅(ご注文サイズ)

※上記のたたみ代寸法は計算値のため、実際の寸法と誤差が生じる場合があります。

【例】窓枠幅200cmの窓の場合
たたみ代が窓にかからないブラインド横幅サイズは 245cm(※)になります。(※両開きの場合)

まとめ

タテ型ブラインドのたたみ代についてご紹介しました。
たたみ代が大きい印象のタテ型ブラインドですが、実際にカーテンを付けた場合も同様のカーテンのたまりができるので、ルーバーの直線ラインが布の厚みよりもスッキリとした印象になり、圧迫感は少なく感じるかもしれません。 
購入前にたたみ代寸法を確認して、取付方法や開き方などと合わせて具体的に取付けた時のイメージを持っていただくと、満足のいく窓周りづくりにつながりますので是非参考にしていただければ幸いです。

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